五輪教会から徒歩で1分。
世界遺産候補の「旧五輪教会堂」です。
五島列島最古の木造教会です。
※旧五輪教会堂の見学には許可が必要です。
詳細は「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産インフォメーションセンター」
http://kyoukaigun.jp/visit/detail.php?id=14
ステンドグラスというより色ガラスですね。
内側からみるとこんな感じ。
天井はゴシック建築の特徴リブ・ヴォールト式だけど、木造だからかとても温かみのある聖堂になっている。華美なところがないのがほっとするのではないだろうか。
祭壇は珍しい聖父子像。聖母マリアの夫ヨセフと幼な子イエス。この教会を建立した大工たちに敬意を表したのだったかな?(ヨセフの職業は大工)
国の重要指定文化財であるこの教会がなぜ世界遺産候補なのか、私にはいまいちピンとこなかった。前出の牢屋の窄殉教記念教会の物語が強烈な傷跡を私の心に深く刻みつけたし、この教会がとても穏やかな雰囲気に包まれているせいだろうか。
しかし牢屋の窄殉教を生き抜いた信徒たちが移築したというこの旧五輪教会堂。
彼らの希望であり鎮魂の象徴としてこの教会を建てたのだとしたら、五島キリシタン史の光の部分として残し伝えてゆくことは大切なのではないかな、と思う。
窓越しに切り取られた久賀の海を、信徒たちも眺めていただろう。
そして何を思っていたのだろう。
思いを馳せつつ、目の前の港から海上タクシーで奈留島に移動です。
旧五輪教会堂
※見学には許可が必要です。
詳細は「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産インフォメーションセンター」
http://kyoukaigun.jp/visit/detail.php?id=14
つづく