2010年11月14日~21日
ステンドグラス教室の研修旅行でドイツへ行きました。
15日、最初のステンド訪問地、世界文化遺産・ケルン大聖堂。
正式名称は、ザンクト・ペーター・ウント・マリア大聖堂(Dom St. Peter und Maria。聖ペトロとマリア大聖堂の意)
カトリック大聖堂。聖堂内の最も古い箇所は4世紀だそうです。
本格的に建設が始まったのは13世紀、完成が19世紀。実に600年!!!
途中200年休築期間があったとか。200年放置して400年かけて建築!スケールがでかい!
聖堂入り口から聖壇へ。天井の高さ43.5m
この教会はパリのアミアン大聖堂を模倣したそうです。
聖堂入って左手前。
「Johannes Klein-Fensterzyklus(ヨハンの小さな窓)」 と思われます。
19世紀の作品。
「Passionsfenster(パッションの窓)」
キリスト教においてパッションとは「キリストの受難」を意味します。
16世紀の作品。
「Petrus- und Wurzel Jesse-Fenster(聖ペトロとエッサイの窓)」
16世紀初頭の作品。聖ペトロはイエスの弟子。
エッサイは古代イスラエル・ダヴィデ王の父。
窓下方左の人物は聖ペトロと大司教フィリップ。
右はエッサイではなく聖セバスティアヌス?
でも殉教者には見えないなあ。
「Drei königen fenster」「Magi(東方の三博士)の窓」。
中段にてイエスを抱くマリアのもとに三博士が
誕生のお祝いに駆けつけている。16世紀の作品。
これは有名なバイエルン窓ではありません、あしからず。
大聖堂は上空から見ると十字架の形をしているます。
そのクロス部分がこのあたり。
「Petrusfenster(聖ペトロの窓)」19世紀の作品。
聖ペトロはイエスの弟子。元漁師。
「Görresfenster(ゲレスの窓)」
ゲレスとは当時の作家でカトリックの広報係らしい。
彼がこのステンドグラスを寄贈したようです。
聖母とキリストの御前で膝まずいているのが彼。
下方に英国の修道僧・聖ボニフェイスとフランク王・カール大帝がいる。
解読するのに時間がかかる一品。
part2に続く
ケルン大聖堂(ドイツ語・英語・スペイン語他)
http://www.koelner-dom.de