13世紀頃に作られた「中世のステンドグラス」です。
聖堂一番奥のステンド。主に13世紀の作品。
右「聖ペトロと聖マテルナス」
中央「初期聖書」
左「三博士の礼拝」
「聖マテルナス」はケルンの司祭のようです。
「初期聖書」の右半分は新約聖書、左半分は旧約聖書の場面をそれぞれ表している。
聖遺物とは主にローマカトリック教会で、イエス=キリストや聖母マリア、
聖人の遺品または遺骨をいう。信仰の対象となる。
なぜこの賢者たちの聖遺物がここにあるのか。
12世紀、当時の神聖ローマ皇帝フリードリッヒ1世・バルバロッサが
イタリア遠征の際、ミラノから持ち帰ったといわれています。(諸説あり)
この聖遺物を収める建物としてこのケルン大聖堂が建立された。
そしてこれがあるために、教会内のいたるところに「東方の三博士」の
モチーフが点在することになる。
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ケルン大聖堂には、まだまだ宗教的芸術品がたくさんある。
1日居ても足りないくらい。
出来ることならもう一度じっくりと訪れてみたいです。
ケルン大聖堂(ドイツ語・英語・スペイン語他)
http://www.koelner-dom.de