教会巡礼

教会巡礼002 カトリック潮見教会(江東区)

投稿日:2009/07/02 更新日:

カトリック潮見教会

教会ステンドグラス巡礼の旅。

第2回目は江東区潮見にある「カトリック潮見教会」です。

別名「蟻の町マリア」

第二次世界大戦後、職もなく、住む家もない人々が隅田川の言問橋の近くに集まって、「蟻の会」という共同体を作り、廃品回収で生計を立てていました。コンベンツァル聖フランシスコ会のゼノ・ゼブロスキー修道士は、「蟻の町」と呼ばれたその地をたびたび訪問していました。

大学教授の娘で、恵まれた家庭に育った北原怜子(さとこ)というカトリック女性はゼノ修道士から蟻の町の話を聞き、そこに出かけるようになり、献身的に蟻の町の子どもたちの世話をしました。怜子は次第に持てる者が持たない者を助けるという姿勢に疑問を抱くようになり、自ら「バタ屋」となって廃品回収を行うようになりました。怜子はいつしか結核を患い、静養のために蟻の町を去りました。

一時蟻の町を離れて、病気療養をしていた怜子は病状が悪化し、これ以上治療方法がないと分かったとき、蟻の町に戻ることを希望しました。十字架が立った建物に近い小部屋に住み、蟻の町のためにひたすら祈り続けました。

1958年1月19日、怜子の祈りが神に通じたかのように、都が蟻の会の要求を全面的に認め、蟻の町の「8号埋立地」への移転が決定しました。その直後、北原怜子は1月23日に28歳の若さで息を引き取りました。―カトリック東京大司教区サイトより

その北原怜子さんの像を撮影し忘れるとは!
カトリック潮見教会

聖堂エントランス上のステンド

***

「貧しい子供はたくさんいる。
その身近な子を独り助けたところで焼け石に水。
もっと政治や国が手助けをしないと」

かつての私はそんな風に考える人間でした。

正しいけれど、血の通わない発言ですね。
自分ができる範囲のことをしない傲慢さ。

「改革を!」と叫んでいる暇があったら、隣で震えている子を抱きしめてあげるほうが、どれほど未来のためになるでしょう。

潮見教会では「隣人を愛せ」の意味がほんのちょっぴり気づけました。

カトリック潮見教会
http://www17.ocn.ne.jp/~shiomicc/

-教会巡礼
-, , , , ,

執筆者:


comment

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

関連記事

クーポラ(丸屋根)

教会巡礼027 サンタ・マリア・デル・フィオーレ大聖堂(イタリア)

ボローニャを移動して、さあ!フィレンツェです! フィレンツェのシンボル「サンタ・マリア・デル・フィオーレ大聖堂」 どどん! 後期ゴシックとルネサンス様式の融合だそうで、独特なデザインが各所に見受けられ …

半泊教会

半泊(はんとまり)教会・福江島岐宿:五島列島巡礼(下五島編) その20

畑の道を原付で走り抜け、次第に周囲が林に、そして森になってゆく。 半泊教会を目指します。 ここは本当に大変だった!!! 鬱蒼と木々が頭上を覆う中、もちろん舗装されていない道路をガタガタと原付で跳ねなが …

マインツ大聖堂

教会巡礼011 マインツ大聖堂(ドイツ)part2

夕闇が静かに教会を黒く染めていく雰囲気。 私は大好きです。 本来ステンドは陽の光で眺めるものです。 冬の欧州は日暮れも早く午前中に訪れたかったですが、「逢魔が時」の大聖堂もかなり良い雰囲気でした。 マ …

浦上天主堂

教会巡礼006 浦上天主堂(長崎市)

今回の旅で、私が最も好きになった場所。 浦上天主堂です。 聖堂内は撮影禁止なので、こちらのブログ をご参照下さい。 カテドラル入り口から祭壇までは数十メートル。 高い天井、何体もの聖人像。 磔刑のキリ …

カトリック山手教会

教会巡礼003 横浜山手カトリック教会(横浜市)

平日金曜日、仕事が休みになる幸運に恵まれたので、 かねてから訪れたかった横浜山手カトリック教会へ。 気温33度、時刻12時ジャスト。 目のくらむような暑さの中、 元町から坂を上り、たどり着きました。 …

愛って、
その人の幸福をねがうことよ。
──三浦綾子