最終日!
気持ち良いくらいの快晴!雨女度200%の私がなんと珍しいことか。
本日の予定は・・・夕方の長崎空港フライト時間から逆算し、長崎市内に到着する時間、福江島を発つ時間を決め、最終日の巡礼は午前中のみで岐宿地区の4つの教会を巡るのみとなった。
実は二日目の夜、原付を返しにレンタカー屋さんへ訪れたところ、お店は閉まり電話をかけても出なかった。まだ19時前なのに。なんつーか、おおらかというか大雑把というか。
仕方がないのでお店の車庫に原付を停めメットをシートの中に入れ、鍵だけを持ってホテルに戻ったのだ。
そして今朝お店に行ってもあいかわらず戸は締まり誰もおらずで、仕方なくそのまま同じ原付を借りて出発した。お店が開く頃に電話してみよう。
こんな素晴らしい天気のもと、人も車もほとんど通らない道を、Tシャツ一枚・原付で駆け抜ける。ひょー!きもちいいー!
海岸沿いをひた走りたどりついた「堂崎教会」。ここは近かった。15分強くらい。
県指定有形文化財。資料館を併設しているので拝観料300円かかります。
煉瓦造りのどっしりとした風格ある外観。
こちらも聖堂内は撮影禁止なので、お見せできないのが残念ですが、ステンドグラスがかわいいです。(こちらも未金属の木製ステンドですが。)
内装は木造のリブヴォールトでやわらかゴシック。
宣教と、この教会の建立に尽力したフランス人宣教師マルマン神父とペルー神父と子供
秀吉の命により捕縛され長崎で殉教した26聖人のうちの一人、聖ヨハネ五島。
五島に生まれ伝道師として学び活躍したのち、囚われ人となり19歳の若さで帰天した。
祭壇には聖ヨハネ五島の遺骨が収められています。
そもそもこの堂崎教会は聖ヨハネ五島の鎮魂のためにつくられた教会だそうです。
エントランスのバラ窓。
聖堂内は資料館になっています。こちらのパンフレットも販売してます。
こんな可愛いしおりも売ってます。
目の前の入江。ほんとに目と鼻の先。穏やかな水面。
1868年、耶蘇(やそ)禁教が明治政府により解かれると、外国人宣教師たちは布教を再開させ、五島の布教復活の拠点となったのがこの堂崎教会だそうです。
キリスト教を禁止した幕府と、布教をやめようとしなかったカトリック宣教師たち。
それぞれの両者(とその後ろにいる者たち)の思惑や胸の裡は、いったいどんなものだったのか。
この教会を訪れ、改めてその問いの答えを見つけてみたくなった。
きっとその答えは、この混乱つづく昨今の世界情勢の原因を知る手がかりになるのではないか。
いや、ならないか(笑)
次は宮原教会へゆきます。