畑の道を原付で走り抜け、次第に周囲が林に、そして森になってゆく。
半泊教会を目指します。
ここは本当に大変だった!!!
鬱蒼と木々が頭上を覆う中、もちろん舗装されていない道路をガタガタと原付で跳ねながら通り抜けなければならない。道の幅は軽自動車が一台通るのがやっと。ときにはキツいヘアピンカーブ!感覚的に45度くらいありそうな坂を下る!オフロードのバイクだったらどんなに楽だったか!!このときほど中免を渇望したことはありませんでした。
しばらくすると目の前が開けてきました。民家の屋根も数軒見えます。
小さな民宿というか廃校の雰囲気のある平屋の建物が現れました。
原付を手前で止めて、徒歩で近寄ってみる。
なんとそこはカフェ!
男性が一人で準備(?)作業をしていました。
画像を撮り忘れたので、こちらのリンクでご確認ください。
半泊カフェ
http://blog.canpan.info/koho/archive/1843
やはり廃校と簡易宿泊施設を修復してできあがったカフェです。
私がおとずれたときはおそらく改修中らしかったです。
(店内がごちゃごちゃしてた。)
「コーヒーくらいなら」とオーナーらしい男性はすすめてくれましたが、お茶をする時間はなく、また早く半泊教会を見にいきたかったので、半泊教会の場所をたずねました。
「半泊教会はここから歩いてすぐ」と海の方を指差して教えてくれました。
徒歩2分ほどで到着。
小さな木造建築。一見すると民家のようです。
目の前はこの海。
波の音以外なにも聞こえず、潮風なのに空気がべとつかず、ずっとぼんやりと眺めていたい砂浜。
もし喘息が悪化したり、結核になったりしたら、私はここでひとりひっそりと療養するぞ。
教会内はホッとするこの可愛らしさ。ボロボロな外観からは想像できない。
半泊の信徒たちは基金を送ってくれたアイルランドの人々に感謝し、自分達の教会をアイルランドの守護の聖人である聖パトリックに捧げました。名工鉄川与助によって建てられました。
海岸沿いにあるとはいえ、たどり着くまでに深い森を越えてこなければたどり着けない、この半泊教会。
あまりの森深さに怖くなり途中で引き返してしまう人もいるそうで、ここまで来た自分に「根性あるなー」としみじみ感心しました。そして女の身でありながら、地図が読めGPS並の方向感覚を与えてくださった神に感謝しました。
スタンプ、募金、軽いお祈りをして教会をあとにしました。
(帰り道がまた大変でマイった!!!)
半泊教会