ステンドグラス教室の研修見学会として都内3件を見て回りました。
その1件目。セントポールカトリック浅草教会。
セントポールカトリック浅草教会は、1877(明治10)年12月に、東京都内の2番目の教会(最初の教会は、1874年に建築された築地教会です)として、現在の位置に立てられました。
ステンドグラスはフランスのジャック・グリュベール工房、1929年に製作された作品で、題は「誕生・十字架の死・復活」だそうです。
キリストの誕生
聖母マリアとキリストの周りにいるのは東方の三博士だろうか。
足元にいる二人は誰なのか?
左上に見える城はどこの城なのか?
キリストの頭上にある「INRI」という文字は、ラテン語の「IESUS NAZARENUS REX IUDAEORUM」の頭字語であり、日本語では「ユダヤ人の王、ナザレのイエス」と訳される。
これは「キリストの磔刑」において十字架の上に掲げられた罪状書きの文であり、磔刑図と呼ばれる磔刑を描いた絵画や、十字架の上のイエス・キリストを彫った磔刑像においては、イエスの頭の上に「INRI」という頭文字が記されるのが普通だそうです。
よくみかける「INRI」の謎がひとつ解けた。
左手にいる天使が手にしてるのはなに?
下方にいる二人の戦士は誰?
このようにステンドグラスには聖書の中のキーワードがたくさん
にちりばめられているのです。
この謎を解くのもステンドグラス鑑賞の楽しみの一つ。
ちょっとダヴィンチ・コードの気分です。
カトリック浅草教会
http://tokyo.catholic.jp/text/shokyoku/asakusa.htm